メッセログの無断公開について

メッセログの公開は特に旧チームクマーのメンバーの方々がよく行っていることだけど、私はこれについてちょっとした懸念を抱いている。

IM(インターネット・メッセンジャー)はごくプライベートなツールだと認識している。いわば電話のようなもの。誰でも電話の内容を勝手に公表して欲しくないと思うのと同様に、メッセのログも相手の許可を得ないで公表するのは良くないことだと思う。


プライバシー権というものがある。自分の私的な部分をみだりに公表されない権利だ。Wikipediaによれば個人の私生活に関する事柄(私事)、およびそれが他から隠されており干渉されない状態を要求する権利をいう。となっている。憲法には明文の規定はないが(60年も改正されていないので当然だが)、判例によって確立した権利となっている。電話の内容の無断公表も、メッセログの無断公開もプライバシー権の侵害だといえるのではないか。

相手の権利を侵害しているのであれば、当然相手から抗議の声が上がったり、最悪訴訟を起こされることを考慮に入れておかなければならない。身内とのやりとりだから関係ないと思われているのであれば、それは少し甘い考えのように思える。争いが起きてからでは遅い。争いを予防するように努めることが賢い生き方だといえるだろう。

そしてもう一点。オフレコの問題がある。オフレコでお願いします、といった部分は普通相手を信頼して行うものである。オフレコ依頼を受けて承諾したのであれば、該当部分を公開することは慎まなければならない。そこには一種の契約が成立したものと考えられる。

そこでオフレコ部分を公開したらどうなるだろうか。これは信義則を破る行為であり、当然相手から抗議の声が上がるだろう。下手をすれば訴訟にまでいきかねない。

今回はメッセログの無断公開とオフレコ部分の公開について、のちのち争いの原因になりかねないということを紹介した。ただし、どちらの場合も私人間の争いであり、公開された方が問題にしなければ問題にはならない。ここはやっただけで罪に問われてしまう刑法などの犯罪とは違うところである。

それでは楽しいメッセライフを!

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