好きなカード-マジック編(2)

このシリーズには誰もコメントを書いてくれないだろうと思っていましたが、意外や意外コメントをいただきました。遊戯王の考えを書いてもスルーされるような私のブログですから、これからはもう少しマジックの記事を増やそうかとさえ思ってしまいます。

第2回は色の順番から言って青なので《卑下/Condescend(5DN)》というカウンタースペルについてです。


カウンタースペルには大きく分けて2種類あります。確定カウンター不確定カウンターです。文字通り確定カウンターは細かい条件なしに相手の呪文を打ち消します。一番有名なカードは《対抗呪文/Counterspell(7E)》でしょう。それに対して不確定カウンターは状況や相手の行動次第で打ち消せない場合もあるカウンタースペルです。今のスタンダード環境でもっとも有名なもののひとつが《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》です。

今回紹介する《卑下/Condescend》は不確定カウンターです。こちらが追加で払ったマナと同じだけ相手もマナを支払うと呪文を打ち消すことに失敗します。ですから、カウンターしたいと思って《卑下/Condescend》を使うのであれば、相手がマナを払えないようなタイミングで使うことになります。

《卑下/Condescend》にはもれなく「占術2」というおまけの効果がついてきます。自分のデッキの上から2枚を見て不要なカードをデッキの一番下に置くことができます。カード1枚分のアドバンテージとは言えませんがドローするカードの質を高めてくれるので、非常に重宝する能力といえます。

私が《卑下/Condescend》を好きな理由は青マナをひとつしか必要としないからです。これは島をたくさんデッキに入れなくてもタッチで使えることを意味します。青が入っていればたいていのデッキで使うことができます。青マナを二つ必要とする確定カウンターでは、このように手軽にデッキに入れることはできません。

もう一つの理由が序盤から終盤までまんべんなく使えるからです。相手が支払えるマナの数+2のマナをつぎ込めればカウンターできます。ですから、相手がフルタップしていれば2マナでカウンターできることになります。

もちろん、相手がマナを豊富に出せるようなときはカウンターしにくくなります。さらに、そのような状況下での相手の軽い呪文はまずカウンターできません。しかし、これは相手にマナを払わせるタイプのカウンターの宿命ですからどうしようもないことです。

私はカウンタースペルが特に大好きというわけではありませんが、それでもピンポイントで相手の大切な呪文をカウンターすることには喜びを覚えます。クリーチャーでビートダウンしている最中にもマナが余ってしまうターンがあります。そのターンに使うカウンターとして《卑下/Condescend》はなかなか優秀だと思います。相手の驚く顔も見られますしね。

好きなカード-マジック編(2)」への2件のフィードバック

  1. カウンターで好きなのは《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》です。
    構築でカウンターは滅多に使わないのですが、UGマッドネスは別格。

  2. 《堂々巡り/Circular Logic》はマッドネスで使うと1マナのほぼ確定カウンターと言っても差し支えない性能ですね。
    ビートダウンが残せるマナが少ないですが、島1枚ならなんとか残せるレベルですし。
    それでもカウンターを意識されるカードはある意味ずるいです。

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