デッキの作り方「基本中の基本」

過去記事発掘企画第二弾です。この記事は本来、ストラク「ドラゴンの力」の改良を通して、デッキ作りの基本を学ぶことを目的としていましたが、肝心の改造するところを書かずにお蔵入りなっていたものでした。

今回、その部分を削除し、デッキの作り方の基本の部分だけを抽出したものを公開しようと思います。書いてあることは本当に基本的なことばかりなので、デッキ作りに慣れた人には読む価値がないと思います。また、最後まで書き終わっていない記事なので、尻切れトンボ感がある終わり方ですが、その点はご了承ください。

●はじめに

12月9日に第4期になってから、初めてのストラクチャーデッキが発売されました。今回のデッキは過去のものとはちがって、同名カードが複数枚入るようになりました。同名カードは3枚入れることが基本なので、今回の構築済みデッキでようやく基本に忠実なデッキになったといえるでしょう。さらに、デッキを構築する上で「必須」と呼べるカードも多数収録されています。

このように、買ってすぐにデュエルができる構築済みデッキが発売されたことには、大きな意味があると思います。前回まではデッキではなくただのカードの束という感じでしたが、今回のデッキはどちらもデュエルが楽しめるレベルのデッキだと思います。

それでも、まだまだデッキとして練り込みが足らないところが見受けられます。もし、完璧な構築済みデッキが発売されたとしたら、私たちはデッキを自分で作らなくてもよいことになるので、そのようなデッキが発売されることはないでしょう。デッキは自分の手で作り上げることに意味があります。

しかし、残念なことに自分ひとりではデッキをうまく作れない人が多いのが現状です。はじめたばかりの人がデッキをうまく作れないのは当然だとしても、結構長い期間やっているにもかかわらず、デッキの作り方がイマイチよくわからないという人もいると思います。今回は、主にそういったデッキ作りの基本がよくわからない人を対象として、デッキを強くする方法を書いていこうと思います。今回書いた内容を実際にご自身の手でやっていけば、デッキの作り方がよくわかるようになると思います。

●デッキの枚数は40枚に

遊戯王OCGのデッキは40枚以上で作ることになっています。40枚以上であれば何枚でもいいので、デッキの枚数についてあまり関心がない人もいると思います。しかし、デッキの枚数は、デッキ作りにおいて一番重要なポイントなのです。

デッキの枚数は40枚ちょうどが基本です。それ以外はすべて例外です。よく見かける42枚デッキも例外です。50枚以上のデッキは例外中の例外と言っても過言ではありません。

なぜ40枚がいいかというとデッキの密度が上がるからです。あるカードが手札に来る確率を考えてみましょう。同名カードは3枚しか入れることができないので、デッキ内に存在するそのカードを引く確率を上げるためには、デッキの枚数を少なくする以外にありません。そのカードを引けたときと引けないときとで試合展開が大きく変わるとしたら、デッキの枚数をなるべく少なくして、そのカードを引く確率を上げることが大切になります。そして、デッキ枚数の下限は40枚なのです。

40枚にしたことによるデメリットはありません。デッキからカードをドローできないと負けてしまうので、デッキの枚数は多めがいいと言う人がいるかもしれません。しかし、このゲームにおいて、デッキ切れで負けることはほとんどありません。デッキがなくなる前に、どちらかのライフが0になっていることがほとんどです。ですから、安心してデッキを40枚に抑えてください。

●やりたいことは思い切って絞ろう

いろいろなことができるデッキは強いのでしょうか。《青眼の白龍/Blue-Eyes White Dragon》が《滅びの爆裂疾風弾/Burst Stream of Destruction》を使ったり、《ブラック・マジシャン/Dark Magician》が《黒・魔・導/Dark Magic Attack》を使ったりするととても楽しいですね。さらに、《ニードルワーム/Needle Worm》で相手のデッキ切れをねらったり、《魔法吸収》でライフを回復したりすれば負けそうもないように思えます。

しかし、上記の要素を詰め込んだデッキを作ったとしても、あまり強いデッキにはならないでしょう。毎回いろいろなことができるけれども、毎回同じようにデッキが動いてくれないからです。やりたいことをたくさんデッキに詰め込むと、キーカードの種類と枚数が分散してしまいます。上の例だと場に《青眼の白龍》が場にあるときに、《黒・魔・導》が手札にあっても意味がありません。《黒・魔・導》は《ブラック・マジシャン》が場にいないと発動できないからです。

このような手札事故を防ぐためには、やりたいことを絞るのが効果的です。《青眼の白龍》と《ブラック・マジシャン》の両方をデッキに入れるのではなく、どちらか片方にするのです。《ブラック・マジシャン》と《黒・魔・導》をそれぞれ3枚デッキに入れれば、このコンボがデェエル中に使える確率は飛躍的に上昇するでしょう。

やりたいことは、1つのデッキで1つか2つまでにするのが無難です。それ以上多くなると、何がやりたいデッキなのかがよくわからなくなってしまいます。デッキコンセプトを明確にしてあるデッキは強いです。いろいろなことをやりたい気持ちはわかります。しかし、それを1つのデッキでやるのではなく、それぞれコンセプトが違うデッキでやるようにしましょう。

ストラクチャーデッキのコンセプトは「ドラゴン族」と「アンデット族」というように決まっています。このような明確なコンセプトがあれば、デッキの方向性が決まります。最初のうちはコンセプトを決めるのが難しいと思います。それでも、なんのコンセプトもないデッキを作るのではなく、なんでもいいのでコンセプトを決めることが重要なのです。

デッキの作り方「基本中の基本」」への3件のフィードバック

  1. テレポさんお久しぶりです。
    hiraです、覚えていただけてますでしょうか??
    何とか受験も一段落したので皆さんに挨拶して回ってる最中です。
    本当に前はお世話になりました。
    これからも仲良くしてくださいね。
    でわでわ~。

  2. hiraさん、お久しぶりです。
    もちろんしっかりと覚えていますよ~
    ニュースライターの方を簡単に忘れるわけないじゃないですか。
    受験の方は終わったようですね。
    お疲れ様でした。
    遊戯王も再開されるのでしたら、遊戯王ニュース共々、これからもよろしくお願いしますね。

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